生育域によって、竹は2つの種類があります。そして、なにより驚きなのは、
その成長のスピード。これが、いま資源として注目を集めている理由です。

竹は温帯性と熱帯性の2種類があり、緯度と高度、降水量によってその生育地域が分かれています。日本でよく見かける竹は温帯性竹類に属し、単軸型もしくは散稈型(さんかんがた)と呼ばれます。地下茎が地中50cmあたりで横に伸び、稈(かん)が分散して生育するタイプで竹林を形成します。これに対し、熱帯性竹類は連軸型もしくは株立型(かぶだちがた)と呼ばれ、地下茎が地中に伸びることはなく、成長を終えた稈の基部から新たな稈が地上に伸びてきます。そのため、竹林というより、いくつもの竹が密集して群生しているように見えます。

モウソウチクは1日に最大1.2m、2〜3ヵ月で14〜15mの高さに達した記録もあり、3年〜5年で完全な成竹になります。この成長のスピードを可能にしているのが、節のすぐ上にできる成長帯です。ここで活発に細胞分裂を起こします。成長時には1秒間に約9万個の細胞が作られると言われ、急速に各節間が伸びるため高さが一気に伸びていきます。驚異的な成長性と繁殖性は、竹が循環資源として高い利用価値があることを示しています。